2年前に初めてフェスに参加した時の事。

友達と一緒に行く約束をしていたけど、当日風邪をひいていけなくなってしまった友達。

せっかくのチケットを無駄にしたくないので一人でフェスに行ってみたけど、友達頼りでルールなんか知らないまま来てしまったので会場内をしばらくウロウロしていた。

他に来ている人がみんな慣れているように見えて、初参加でどうしていいか分からない僕は心細くて、なかなか楽しめずにいた。

ノリノリの音楽が聞こえる方に行きたくても、一人では近くに行くのも躊躇ってしまって隅の方で一人会場を眺めていた。

たくさんの人でごった返している中、一人で立っているとなんだかとても寂しくなってきてしまい帰ろうかと考えていたら、男の人に声をかけられた。

その人も一人で来ているらしく、名前はけいじと名乗っていた。僕は本名を言っていいのか分からず、その時ゲームに使っていたみずきと言う名前を名乗っておいた。

けいじさんは隅で一人でいるから初心者だと思い話かけてくれたみたいで、一人どうし一緒に回ろうと提案してくれた。

こういった出会いもフェスならではの物と言われ、寂しさに耐えられなくなっていた僕からしたら神様の様に見え案内してもらう事になった。

けいじさんは話し上手で聞き上手で、大人の余裕を感じられる人で、あれこれ教えてくれてとても楽しくフェスを満喫できた。

美味しい食べ物に、美味しいお酒、音楽を楽しめて今日は来て良かったとけいじさんに伝えると、けいじさんはもう一つフェスでは楽しいことがあると言って案内してくれると言った。

けいじさんへの警戒心はとっくになくなっていた僕は言われるがままに付いて行った。

けいじさんは、どんどん人がいない方へと歩いて行った。僕は自分が男なので何かある事もないし、いい人だと思っていたからノコノコと付いて行った。

人気のなくなった所でけいじさんは立ち止った。

ここに何があるのかと尋ねると、けいじさんは僕に抱き着いてキスをしてきた。

口の中にけいじさんの舌がぬるっと入ってきて、さっきまで吸っていたたばこの味がした。

とっさの事に驚いて固まってしまっている僕の口の中を舐めまわすような舌の動きで我に返った。

離れようにも大柄のけいじさんの腕の中からは、なかなか逃げられず長くて今まで体験したキスの中で一番上手なけいじさんのキスに息が上がってしまった。

長いキスが終わるとけいじさんは

け「みずきは本当に可愛いね。キスだけでこんなにとろけた顔して。俺、我慢できそうにない…」

そう言うと僕の手をとり自分の物に当てさせてきた。

そこには、どう考えても普通の大きさではない物があった。

逃げなくちゃ、このままココにいたら犯されると思ったが怖くなって腰が抜けてしまい、けいじさんに支えられている状態だった。

怖さから言葉が出ずにいると、けいじさんの手は僕の服の中に入ってきた。

け「キスで感じてくれたんだ。乳首が立ってるよ?」

カリカリと指先で乳首をはじかれるように触られ、あっという間に服をまくられていた。

け「可愛いおっぱいだね。俺貧乳が大好きで、最初見たときからずーっと触りたかったんだ。」

と言うと僕の乳首をつまんだり、あるはずもない胸を揉みだした。

緩急のしっかりした愛撫に感じ出してしまっている自分がいて逃げなきゃいけないのに、もう少しだけと思ってしまった。

僕が反応してしまうのを我慢しているのを見て、けいじさんは恥じらっていると思ったのか

け「恥ずかしがらないで、みずきのおっぱいは他のどんな女の子のよりも綺麗だよ。」

と言ってきた。

けいじさんが僕を貧乳の女の子だと思っていたことにびっくりしたが、けいじさんは慣れた様子で僕の乳首に口を近づけた。

「ひゃあっ」まるで女の子の様な声がでてしまい、僕の反応を見たけいじさんはニコリと笑って乳首を舐め続けた。

舌先で僕の乳首をつついたり、はじいたり、指とは違う感覚が気持ちよくて僕の物は立ちだしていた。

このまま女の子として…快楽に負けた考えが頭をよぎった時、誰かが話している声が聞こえた。

正気に戻った僕は慌ててけいじさんを置いて逃げて帰った。

そのあとすぐに連絡先を交換していたけいじさんからメッセージが来ていた。

け「いきなりあんな事してごめん。また会えないかな?」と来ていたが、僕は違う道に行ってしまいそうな気がして男である事を伝えずに丁寧に断った。